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実に15年ぶり! KT100SEC搭載レーシングカートを体験走行

実に15年ぶり! KT100SEC搭載レーシングカートを体験走行

ヤマハKT100SEC搭載のレーシングカートでイタコモータースポーツパークを体験走行してきました。

ちゃんと周回数をカウントしたわけではないのですが、2回走行して合計20周前後を走ったと思います。

実に15年ぶりのレーシングカート走行。大人世代のぼくの体験記です。

目次

KT100SEC搭載のレーシングカートでイタコモータースポーツパークを体験走行

ベストタイムは、たぶん走っているときにちらっと見えた、アルファノの計測で37秒05。
※正直、アルファノを見る余裕はほぼなかった

アルファノ(ALFANO)はタイムなどを計測してモニターしてくれる装置です。

オーナーは34秒台前半までタイムが出ていたので、ぼくはその約3秒落ち。

とにかく…

絶対にスピンしない
絶対にコースアウトしない
絶対に脇腹を痛めない

というコントロールできる範囲内で走りました。

まったく余裕はなく、ただ走っただけという感じですが、ぼくの感触はまずまず。

コース上で最も遅いドライバーというポジションでしたが、ここからレーシングカートの走行は大丈夫そうという手応えは感じました。

体験走行したレーシングカート TOPKART SPEEDY + KT100SEC

今回体験走行させていただいたレーシングカートは、2014年モデルのTOPKART SPEEDY(トップカート・スピーディー) というフレームです。

TOPKART SPEEDY(トップカート・スピーディー) 2014年モデル 前から
TOPKART SPEEDY(トップカート・スピーディー) 2014年モデル 前から
TOPKART SPEEDY(トップカート・スピーディー) 2014年モデル 後ろから
TOPKART SPEEDY(トップカート・スピーディー) 2014年モデル 後ろから

搭載されているエンジンはヤマハ製のレーシングカート専用エンジンKT100SEC。

KT100SEC
KT100SEC

このKT100SECというエンジンにはセルスターターがついているので、昔は当たり前だった走って飛び乗る押しがけは不要で、大人世代のぼくには安心です。

タイヤは、MOJOというブランドのハイグリップタイヤ。マシンのオーナーが参戦しているシリーズ戦で使用しているものが装着されていました。

MOJOのハイグリップタイヤ
MOJOのハイグリップタイヤ

イタコモータースポーツパークのコース紹介

さて、イタコのコースはこんなコースです。

イタコモータースポーツパーク コース図

出典:イタコモータースポーツパーク – JAF公認カート専用サーキット

メインストレートを走ると緩やかな左コーナーの第1コーナー、そして直角に近い第2コーナー。第2コーナーを立ち上がると最高速度が出るバックストレート。

長いバックストレートを駆け抜けると、ストレートの反対方向へと180度回り込む第1ヘアピン。

第1ヘアピンからは右、左とリズミカルなS字コーナーが続きます。

左に曲がりながらブレーキを踏んで、右回りの小さいコーナー第2ヘアピンを周りながら次の右コーナーに進入して立ち上がっていきます。

短い直線から最終セクションへ。ゆるい右コーナーから左に回るタイトなSEVコーナー。そして、最終コーナーを加速しながら立ち上がって1周です。

アップダウンこそほぼありませんが、全長700mの変化に富んだテクニカルなコースです。

レーシングカート体験走行のインプレッション

実に15年ぶりのレーシングカート走行。コースインして徐々にスピードを上げながら、

絶対にスピンしない
絶対にコースアウトしない
絶対に脇腹を痛めない

これを念頭の置いて、じわじわと無理せず走りました。

第1コーナーから第2コーナー

通常、1コーナーは全開で抜けるのですが、ぼくは最後まで怖くてスロットルは全開では踏めませんでした。

2コーナー、ブレーキングポイントやブレーキの掛け具合もつかめませんでしたが、立ち上がりからストレートは全開で走行できました。
※レーシングカートって想像以上に速く感じるので、初めて走行するときは全開にすることもためらわれた記憶があります。

第1ヘアピン(3コーナー)

第1ヘアピンは、ストレートエンドのブレーキングポイントがさっぱりわからず。ここでブレーキが間に合わないと、かなりダメージの大きいクラッシュになるので、そうとう早めにブレーキを踏んでいました。

今回、快く体験走行させてくれたオーナー曰く「3コーナー(第1ヘアピン)は、このコースで最も厳しいコーナー」とのこと。

確かに出口で感じる遠心力は半端なく、しかも今回乗せていただいたカートにはハイグリップタイヤが装着されていたので、コースアウトはしなくて済みそうなのですが、グリップが高くてカートに振り回されて今にも脇腹を痛めそうです。

スロットルを緩めようとしてもカートに振られてコントロールが難しい感じでした。

S字コーナーから第2ヘアピン

その後のS字コーナーも、ハイグリップタイヤのグリップの高さで振られ、荒れた路面でスロットルを踏む足がロデオ状態になり、2回めの走行の最後の方でようやくすこしアクセルを踏めるようになりました。

その区間はずっと全開だとのことで、びっくりです。

その後の右回りのヘアピンも、ラインもブレーキもよくわからず。

SEVコーナーから最終コーナー

最後のセクションのSEVコーナーも掴みどころがなく、なんとも1周全部、よくわからないまま、ただ走ったという感じでした。

レーシングカート走行での今後の課題

これ以上走るのは止めておこうと思ったのは、ちょっとずつペースアップしていったら、首を保持できなくなってきていたから。

一番の課題は首の筋肉との戦いっぽいです。

首とか脇腹とか、とにかく筋肉系のトラブルは、回復に時間がかかる年齢になっていることは、強く認識しているので無理は禁物です。

ネックガードも必要かな?と思い、後日になってビーマックスレーシングの小野尾司さんに相談したところ、

「しばらくは体力や筋力をつけるための走り込みになると思うのですが、ネックガードをつけてまで無理をしないほうがいいと思います!」
「レース出るときまでに体力が厳しいようなら検討しましょう!」

とのことで、ジャパンカートのインプレッションでの小野尾さんのコメントを思い出したりして懐かしく感じてしまいました。

まとめ

イタコモータースポーツパークをヤマハKT100SEC搭載のレーシングカートで約20周、体験走行させてもらいました。

大人世代のぼくにとって実に15年ぶりのレーシングカート走行。ただ走っただけという感じではありましたが、まずまずの感触でした。

ともかく今回は…

スピンはなし。
コースアウトもなし。
脇腹もほぼ問題なし。
筋肉痛も少々。

走行したのは 2022年12月11日(日)の午後でしたが、これから改めてレース出場に向けてなんとかなりそうという手応えを感じた体験走行でした。

今回お借りしたレーシングカートのオーナーのTさん、レース前にも関わらず、体験走行の機会をありがとうございました。

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